2009年3月17日火曜日

TabDeCaptureは操作画面を掲載するマニュアル作成に便利なキャプチャソフト

私は操作マニュアルを作成する機会が多いです。
経験上、基本のキャプチャ機能に加えて次の機能は必須と感じています。

  • ドロップダウンリストなどをキャプチャできる機能(タイマー機能など)
  • マウスカーソルをキャプチャする、または後から追加する機能
  • キャプチャ範囲を指定して切り出せる機能

キャプチャしたあとにボタンを枠で囲むことが多いので、それも一気にできると便利です。
TabDeCapture はこれを実現しています。便利ですね。

□TabDeCaptureの紹介ページ(ベクターのページ)
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/081021/n0810212.html

※上記の機能のすべては実現していないようなので、他ソフトとの併用が良いと思います。

Gmailで + (プラス)記号を使い別名アドレス(エイリアス)を設定する機能

Gmail では記号「+」を使ってエイリアスを作成できます。
エイリアスとはメールアドレスのコピーみたいなもの。
次のように使えます。

メインのアドレス
mygmail@gmail.com

別名アドレス
mygmail+aiueo@gmail.com

どちらに送っても mygmail@gmail.com に届きます。

次のページが参考になりました。

□Gmailのエイリアス機能
http://www.nobodyplace.com/mutter/2006/02/06/160101.php

次のページではこの機能を使えるサイト、使えないサイトが紹介されています。

□Gmailエイリアス「+」対応表
http://www3.atwiki.jp/g-fan/pages/3.html

Gmailではエイリアス「+」により無限にアドレスを生成できます!

宛先別にフィルタ処理がしやすくなる上に、Webサービス毎に変えれば個人情報の流出経路も追跡できます。
登録日付や、ID番号など、備忘録のように使うことも可能。

2009年3月16日月曜日

簡易な設定でフォルダ内容を世代バックアップしてくれる AutoVer の基本的な操作手順

簡易な設定でフォルダ内容を世代バックアップしてくれる「AutoVer」。
その操作性を確認して、基本操作をまとめました。
英語版なのでどうかな?と思っていましたが、予想以上に使いやすいです。
初期設定をしたあとは、特に意識することもなくエディタやワープロ操作に集中できます。
必要なときには数世代前の保存ファイルに戻せるので安心です。

□窓の杜の紹介ページ
http://www.forest.impress.co.jp/article/2009/01/30/autover.html

□作者のホームページ
http://beanland.net.au/

1.基本設定をする

・インストール直後、またはプログラムを起動するとメイン画面が表示されます。
・バックアップの対象とするフォルダを準備します。対象フォルダを「Watch Folder」と呼びます
・バックアップフォルダを準備します。バックアップフォルダを「Backup Folder」と呼びます。
・はじめにメイン画面で「Add New Watcher」ボタンをクリックして対象フォルダとバックアップフォルダのペアを登録します。
※名前は識別用のものです。作業名やフォルダ名が良いと思います。
※対象フォルダにすでにファイルやフォルダがあるときは、イニシャルバックアップのチェックを入れましょう。

重要:自動起動に関する補足
AutoVer のインストールはシンプルです。選択項目はほとんどなくインストールされます。
インストール後はパソコン起動時に自動で実行されました。AutoVer を終了してから再起動しても自動実行されます。

2.ファイルバックアップ機能を試す

・対象フォルダを開き、右クリック-新規作成-テキストファイルを実行、ファイル名を入力します。
 ・この時点で空のファイルがバックアップされています。
・ファイルをエディタで開いて編集し保存すると、バックアップされます。
・引き続き編集して保存すると、また、バックアップされます。

※この間バックアップをしている意識はなく、使用ソフトでファイルを上書きしているだけです。

3.バックアップを確認する

・AutoVer の対象一覧から確認したい名前を選択して「Explore Backups」ボタンをクリックします。確認用に別ウィンドウが開きます。
・新しく開いたウィンドウには左上に「View Watch folder」ボタンと「View Backup Folder」ボタンがあります。これで対象フォルダとバックアップフォルダを切り替えて表示できます。

3.1対象フォルダを表示中の操作

(1)バックアップ確認機能

・中央のファイル一覧をクリックすると右側にバックアップ一覧が表示されます。
・バックアップ一覧のファイルをダブルクリックしてファイル内容を確認できます。
※バックアップフォルダにあるファイルが表示されます。編集して保存しないように気をつけましょう。

・時間順に確認することでファイルの変更履歴を確認できます。

(2)リストア機能

・バックアップファイルを選択して右上の「Restore File」ボタンをクリックすると対象ファイルを「選択したファイルの時点」に戻すことができます。(リストア機能)

※リストア前後の状態がバックアップされているので安心です。
※ワードなど、書き込み中のファイルの上書きを制限しているものは、リストア時にエラーメッセージが出ますのでそのときは編集中のファイルを閉じてからもう一度リストアしましょう。

(3)比較機能

・右側のバックアップ一覧で、2つのファイルを選択して「Compare Files」ボタンをクリックすると差分を確認できます。
※WinMerge などの外部ツールが呼び出されます。利用するにはインストールしましょう。

3.2バックアップフォルダ表示中の操作

・中央の一覧がファイル一覧です。ダブルクリックして内容を確認できます。
※バックアップフォルダにあるファイルが表示されます。編集して保存しないように気をつけましょう。

4.注意点

4.1右側のバックアップファイル一覧に古い状態が残る

・「View Watch folder」ボタンまたは「View Backup Folder」ボタンをクリックすると右側のバックアップファイル一覧に以前の情報が残ったままになるようです。
・切り替えた後に中央のファイル一覧をクリックすると良いでしょう。

4.2アプリケーションが作成する一時保存ファイルがバックアップされる(かもしれない)

・アプリケーションがフォルダ内に自動で作成する一時ファイルもバックアップして世代管理されます。
・メイン画面で「Watcher Properties」ボタンをクリックして「Advanced」タブを選択し、除外対象(Exclude Files や Exclude Folders)を指定すると良いでしょう。
・バックアップが不要なファイルも同様にバックアップから除外指定しておきましょう。

※筆者の環境ではワードファイルは Exclude 指定に関係なくバックアップされませんでした。

2009年3月14日土曜日

Blogger に Google Analytics のコードを埋め込む

Analytics ヘルプに詳しい説明がある。
Blogspot ドメインでは Analytics コードをどこに記述すればよいですか。
http://www.google.com/support/analytics/bin/answer.py?hl=jp&answer=55604
概要の手順は次の通り。
  1. Analytics へログインする
  2. プロファイルを追加してコードをコピーする
  3. Bloggerの「レイアウト- HTML の編集」で </body> タグの直前に挿入する
  4. ブラウザで表示してソースで確認すると </body> との間に他のコードが入っているが動作している。
  5. Analytics でプロファイルの編集をクリックする
  6. ステータスの確認をクリックして次のように表示されればOK。

トラッキング ステータス: 待機中 データの待機中
Analytics を正常にインストールし、データの収集を開始しました。

そのページに「タグの直前にコードを挿入する」という説明と挿入するコードが表示される。

2009年3月13日金曜日

国産フリーCMS「Magic3」を CORE SERVER へインストールする手順の記録

国産フリー CMS の「Magic3」を コアサーバ(CORE SERVER)へインストールした際の手順と注意点を紹介します。未確認ですが XREA へのインストールも同様になると予想しています。
ご利用環境により状況が変わりますので、インストール成功事例のひとつとしてご覧ください。

なお、わかりやすく読めるように手順は成功事例を中心に記載します。
注意事項や補足は末尾にまとめて記載します。

1.事前準備

あらかじめ、コアサーバでサーバ領域を確保してください。

2.コアサーバでデータベースを作成する

(1)コアサーバの管理画面でサイドメニューから「データベース」をクリックします。
(2)「MySQL の追加・編集」を操作します。
(3)「DB/ユーザ名」「パスワード」を入力します。忘れないようにメモを残しておきましょう。
(4)「文字コード」は「UNICODE」を指定します。
(5)「メモ」欄はデータベースの説明を入力しておきます。(入力しなくても問題ありません)
(6)入力した行の選択欄にチェックを入れます。
(7)「作成」ボタンをクリックします。実際にデータベースへ接続できるまでに2~3分かかります。(補足1)

3.Magic3 の圧縮ファイルをダウンロードする

(1)Magic3 の公式サイト(http://www.magic3.org/doc/)にアクセスします。
(2)左サイドメニューの「最新リリース情報」内のリンクをクリックします。
(3)ページ中ほどのファイル名「magic3_1.7.18_src.tar.gz」をクリックします。
※ファイル名はバージョンにより変わります。
(4)ページが切り替わり、しばらくするとダウンロードを確認するダイアログボックスが表示されるのでディスクに保存します。(補足2)

4.圧縮されているファイルを解凍する

ダウンロードしたファイルは圧縮されていますので、「tar.gz」の形式をウィンドウズ上で解凍できるソフトを使います。
参考書籍にも説明されていますが、筆者の環境でも Lhaplus では正常に解凍できませんでした。
今回は解凍ソフト「Lhaca」を利用しました。

□Lhaca ダウンロード先:窓の杜
http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/archive/archiver/pluslhaca.html

5.解凍したファイルを zip 形式に圧縮する

圧縮には筆者が普段利用している Lhaplus を使いました。
未確認ですが、他のソフトでも大丈夫だと思います。
解凍して生成される「magic3」フォルダを Lhaplus へドロップして圧縮すると良いでしょう。
ファイル数が多いので、2~3分かかりました。

□Lhaplus ダウンロード先:窓の杜
http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/archive/archiver/lhaplus.html

6.コアサーバのファイルマネージャでアップロードする
圧縮したファイルをコアサーバの public_html ディレクトリへアップロードします。
(1)コアサーバの管理画面でサイドメニューから「ファイルマネージャー」をクリックします。
(2)「ファイルマネージャ」欄の「ファイルマネージャにログイン」をクリックします。
(3)「public_html」ディレクトリをクリックして開きます。
(4)「アップロード」ボタンをクリックします。
(5)左側の「ファイル」の下の「参照」ボタンをクリックします。
(6)「ファイルのアップロード」ダイアログボックスで先ほど圧縮した「magic3.zip」を指定します。
(7)画面左上のチェックマークをクリックするとアップロードが始まります。
(8)途中表示されるダイアログボックスは「Close window now」をクリックして閉じます。
(9) 1~2分してアップロード結果が表示されたら画面左上のチェックマークをクリックします。
(10)ファイルマネージャ画面で「public_html」ディレクトリの下に「magic3.zip」がアップロードされています。

7.コアサーバへ SSH 接続する
(1)コアサーバの管理画面でサイドメニューから「ホスト情報登録」をクリックします。
(2)「FTP/SSH接続許可ホスト入力」の「SSH 登録」ボタンをクリックします。その後 SSH で接続できるまで5分程度かかります。
(3)PuTTY などを使って SSH でログインします。
(4)public_html ディレクトリへ移動し「unzip magic3.zip」を実行して圧縮ファイルを解凍します。
(5) /virtual/xxxxx/public_html/magic3 ディレクトリが作成されます。

□PuTTY ダウンロード先:PuTTY ごった煮版
http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/

8.インストーラを実行してインストール環境をチェックする

(1)インストール先のアドレス(例 http://xxx.xxx.xxx/magic3/)にアクセスします。
(2)「Magic3 インストール」ページで「次へ」をクリックします。
(3)「インストール環境チェック」で問題のある箇所を確認します。今回は次の問題がありました。

・インストール時に使用する一時ディレクトリ /tmp を書き込み可にする
・Magic3 設定ファイル magic3/include/siteDef.php のディレクトリを書き込み可にする
・リソース(画像等)格納ディレクトリ magic3/resource を書き込み可にする

9.インストール時の一時ディレクトリ指定を変更する

コアサーバでは /tmp への書き込みできないので一時ディレクトリを変更します。
ファイルマネージャで magic3/include/global.php を次のように編集しました。

define('M3_SYSTEM_WORK_DIR_PATH', '/tmp'); // 作業用ディレクトリ
  ↓
define('M3_SYSTEM_WORK_DIR_PATH', '/virtual/xxxxx/public_html/magic3/tmp'); // 作業用ディレクトリ

※作業用ディレクトリ中の xxxxx はコアサーバで領域を取得した際の ID です。

続いて、ファイルマネージャ画面で public_html/magic3/tmp を作成し、属性を 0777 に設定します。

「インストール環境チェック」画面を再読み込みして、一時ディレクトリが書き込み可能になったことを確認します。

10.Magic3設定ファイルのディレクトリに書き込み権限をつける

Magic3 設定ファイルは /virtual/xxxxx/public_html/magic3/include/siteDef.php です。
ファイルマネージャで、このファイルがある /virtual/xxxxx/public_html/magic3/include ディレクトリの属性を 0777 にします。

※「ディレクトリ内のサブディレクトリの属性も変更する」「ディレクトリ内のファイルの属性も変更する」のチェックを外して実行しました。

「インストール環境チェック」画面を再読み込みして、Magic3 設定ファイルのアクセス権が書き込み可能になったことを確認します。

11.リソース(画像等)格納ディレクトリに書き込み権限をつける

ファイルマネージャで /virtual/xxxxx/public_html/magic3/resource ディレクトリの属性を 0777 にします。

※「ディレクトリ内のサブディレクトリの属性も変更する」にチェックを入れ、「ディレクトリ内のファイルの属性も変更する」のチェックを外して実行しました。

「インストール環境チェック」画面を再読み込みして、リソース(画像等)格納ディレクトリのアクセス権が書き込み可能になったことを確認します。

12.インストールを進める

「インストール環境チェック」で赤字の項目がなくなったら「次へ」をクリックしてインストールを進めます。

13.サイト情報を入力する

(1)「サイト情報入力」で次のように入力します。

・DB種別  :MySQL
・ホスト名 :localhost
・DB名   :xxxxx_magic3
・DBユーザ :xxxxx_magic3
・パスワード:magic3

※今回、DB 種別は MySQL にしました。xxxxx はコアサーバの IDで、magic3 の部分は変更可能です。

(2)「接続テスト」をクリックします。

正しい情報が入力されていると「接続正常 => テーブル作成正常」と表示されます。
「接続エラー」が表示されるときはページ上部のエラーメッセージを参考に入力内容を見直して修正します。

(3)「次へ」をクリックします。
(4)「DB構築」ページで「実行」をクリックします。
(5)「DB構築完了」ページが表示されます。

14.デモ用データをインストールする

デモ用データをインストールしてみます。
(1)参考書籍で推奨されている「simple_demo1.sql」を選択して「インストール」をクリックします。
(2)データをインストールしますか?のダイアログボックスで「OK」をクリックします。
(3)「データインストール完了しました」と表示されたら「次へ」をクリックします。

15.インストール完了

(1)「インストール完了」ページが表示されます。
(2)以下の情報をメモしておきましょう。

・メインのURL:http://xxx.xxx.xxx/magic3/
・管理機能のURL:http://xxx.xxx.xxx/magic3/admin
・ユーザ: admin
・パスワード: admin

(3)「インストーラを削除して終了」をクリックします。

16.管理画面へログインする

(1)「管理画面ログイン」ページが表示されます。
(2)ID とパスワードを入力して「ログイン」ボタンをクリックします。
(3)「管理画面メニュー」が表示されます。



※この画面が表示されればインストール成功です。(補足3)

17.メイン画面を確認する

(1)http://xxx.xxx.xxx/magic3/ にアクセスします。
(2)次の画面が表示されます。



18.デモサイトを確認する

(1)左サイドメニューのメニューをクリックしてリンク先を確認しましょう。(補足4)
(2)テンプレートチェンジャーでサイトのデザインを変更してみましょう。




19.参考ページ

・一時ディレクトリ関連
http://sourceforge.jp/forum/message.php?msg_id=38058
・設定ファイル
http://sourceforge.jp/forum/message.php?msg_id=41374

補足1.
「作成」ボタンをクリックしてもデータベースが作成されない場合がありました。
このときは、phpMyAdminからもデータベースへ接続できませんでした。
もう一度「作成」ボタンをクリックして接続可能になりました。

補足2.
参考書にはサーバ上で wget して解凍する方法が説明されていますが、コアサーバ上では tar コマンドでエラーが発生し解凍できませんでした。
コアサーバのファイルマネージャには圧縮ファイルをアップロードして解凍できる機能がありますが、今回、その方法では解凍後のファイルが不足してインストールできませんでした。
また、ダウンロードしたソースをウィンドウズ上で解凍し、それをサーバへアップロードする方法は非推奨のようです。

補足3.
「インストール環境チェック」画面には項目がなく、サイトも動作したのですが、もう一箇所ファイルの修正が必要です。詳細は次のページを参考にしてください。
エラーログの出力先として一時ディレクトリを使うそうです。
http://sourceforge.jp/forum/message.php?msg_id=38058

補足4.
デモサイトで「wiki」をクリックすると、初回のみ警告メッセージが表示されました。
セーフモードに起因するようです。

Warning: set_time_limit() [function.set-time-limit]: Cannot set time limit in safe mode in /virtual/xxxxx/public_html/magic3/widgets/wiki_main/include/container/wiki_mainWidgetContainer.php on line 102

参考書籍

最初のインストールは次の書籍を参考にしました。画面例が多く全体を把握しやすい構成です。開発チームの方が執筆なさったようで、わかりやすくまとまっていると思います。
「Part5 知っておきたい運用テクニック」など、CMS の運用経験をもとにした役立つ情報が多く載っています。お手元に準備なさることをお勧めします。

書籍名:Magic3 でつくる!最強の CMS サイト